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2023.9.29症例意図的再植治療症例No.7
60代男性「噛んだ時に右上の歯が痛い」残すことが難しい歯を一度抜歯して細菌感染した部分を取り除き、再び戻して温存を図る手術「意図的再植」を行い、8年間良好に経過している症例
ご相談内容
「噛んだ時に右上の歯が痛い」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
拝見したところ、過去に歯の神経の治療「根管治療(こんかんちりょう)」を行った右上の奥歯(第2小臼歯/5番)の周りに炎症が生じ、痛みが出ていました。
再度根管治療をやり直す必要があることをご説明し、差し歯を外して中を確認しましたが、入っていた差し歯が太く、差し歯を外すとご自身の歯がほとんどないことがわかりました。
このまま根管治療を行っても歯を残すことは難しく、抜歯の必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容
当初は抜歯に同意いただき、失った歯を補う治療として取り外し式の「入れ歯」をご希望されていました。
しかし後日「自分の歯をやはり残したい」との強いご希望があったため、一度歯を抜いて細菌感染した部分を取り除き、再び戻して歯の温存を図る「意図的再植(いとてきさいしょく)」をご提案しました。
意図的再植を行うことで根管治療では治すことが難しかった感染部位も除去することができ、歯を残せる可能性がある一方で、処置中に歯が割れてしまうリスクもあることを丁寧にご説明し、ご了承いただいた上で治療を進めました。
まずは抜歯を行い、細菌感染した組織をきれいに取り除いて戻しました。
その後、根管治療をしっかりとやり直して歯の安定を図り、歯があごの骨に定着するのを待ってから、新しい差し歯を装着して終了しました。
術後の経過・現在のご様子
歯の周りの炎症が治まり、ご自身の歯で痛みなく噛めるようになりました。
患者様にも「歯を抜かずに残すことができて嬉しい」と大変お喜びいただきました。
治療終了から8年が経過し、現在も良好な状態を維持しています。
この治療のリスクについて
・再植する際に一度歯を抜くため、処置中に歯が割れてしまうと抜歯になる可能性があります。その場合、欠損した歯を補う治療の選択が必要になります。
- 年齢・性別 60代男性
- 診療種別 –
- 治療期間の目安 3ヶ月
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治療回数の目安
6回
(意図的再植は1回、その後の根管治療と差し歯治療が5回) -
治療費総額の目安
11,000円
(意図的再植の場合、補綴代は自費になり、その中に再植代が含まれます)
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